学校で教えてくれない、本の読み方・探し方
上手な教え方・話し方、講義・セミナーのすすめ方のおまけページとして、本の読み方・探し方を紹介します。
夫と二人で月におよそ5万円分の本を買っています。
かなり本好きな夫婦だと思います。
小さな頃からの読書好きで、いつの間にか身についた読書法ですが、少しでもより良い読書生活の役に立てれば幸いです。
本はとっても楽しくて良いものです♪
「こう読まなければいけない!」なんて決まりはありません。
自分の好きなように読んでいいんです。
ただ…どうせ読むなら「面白かった」「役に立った」「もっと読みたい」と思えるような読後感を味わいたいですよね!
せっかく興味を持って買った本を最後まで読めなかったり、予想したような知識や理解が得られない…
本の読み方を知らないと、本との出会いが台無しになっていまします。
本も出会いですから。
内容を理解・吸収しやくできる、より効果的な本の読み方なら…趣味と知識を広げたり、深く掘り下げたりできます!
本の読み方(一般書籍の場合)
- 書籍名と作者名の確認
- 本の題名も読まずに中身を読む人は先ずいないでしょうが(笑)
著者の名前は本を沢山読むようになると、重要になってきます。
(気に入った本が出てきたら、その作者の他の著作を探したりできる)
- 表紙と裏表紙、表紙カバーの内側(そで)に書かれた概略などを見る
- 表紙と裏表紙は手にとって直ぐ読めるので目を通す人も多いと思います。
表紙カバーを折り返したそでの部分には更に詳細な説明が書かれている事が多いです。
また、最近では表紙カバーの裏側の折り返し(そで)には作者の著作活動や執筆した本の紹介が載っていることも多いです。
- 作者の経歴や主だった著作もチェックする
- 表紙カバーの折り返し(そで)に作者の著作紹介が無い場合は、本の最後を数ページ見てみます。
著者の経歴や研究分野、これまでに出版した他の本、最近取り組んでいる内容など書かれています。
どういった分野を得意にしている人なのか、これまでにどんな本を書いているのか見ておきましょう。
- 目次を見る
- 目次は一番重要です。
目次まで目を通せば、その本を買うべきかどうかの判断はつきます。
目次は丁寧であればあるほど親切ですが、1ページで収まるような簡単な目次だとちょっと難しいですね。
逆に丁寧な目次構成でも、目次の見出しばかり上手で本文の内容が薄っぺらという本が希にあります。
特に投資関連やネットビジネス、自己啓発など煽ってなんぼの分野は、少し中身をのぞいた方が良いかもしれません。
- 特に気になる項目があれば、先にザッと読む
- 目次までチェックしてもイマイチ内容の予測がつかない場合は、目次で興味を持ったページを少し読んでみます。
内容のあるものかどうか、少し読めば判断できます。
他にも外国の本を和訳した書籍の場合など、日本語訳が自分に合わないと非常に読みにくく読了するのに苦労します。
初めての翻訳者だった時などは数行でも試しに読んでみると良いですよ。
- 「はじめに」と「あとがき」を読む
- 「はじめに」は飛ばす人もいるでしょうが、ここは読んでおくと本文に入りやすくなります。
作者がどんな目的でその本を書いたのかが分かれば、あとの内容が把握しやすくなって当然ですね。
それが学術的な本でも小説でも新書でも、作者の意図を知っておくのは予備知識として大切です。
同じく「あとがき」も読み終わった本の内容を整理したりまとめ直すのに最適です。
読みっぱなしよりも、記憶への収納をスムーズにすることができます。
- 本文を読む
- 本を買ってきて、いきなり本を読み始めるよりも、ここで本文へ入るのがおすすめです。
ここまで書いたような下準備をしてから読む方が、本の内容を自分のものにしやすくなります。
ただの文章として素通りさせるのではなく、そこから得た知識を飲み込んで、自分のものとして使いこなせるようになります。
知識を浅く広く得るだけでなく、深く掘り下げて自分のものとして蓄積できます。
一見、手間がかかるように見えるかもしれませんが、実はこの読書法の方が速読につながります。
本文の吸収スピードが速くなるからでしょうかね。
もちろん、ここで紹介するのはあくまで基本の読書法+私の読書法です。
この読書法が絶対という訳ではありません。
読書の基本が分かってくれば、次第に自分の読書スタイルが確立されていくでしょう。
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