効果的な話し方とテクニック
教え方のスキルというのは非常に重要です。
講師の知識や経験、人柄、そして熱意が問われます。
特に、声の大きさや口調、ジェスチャー…といった話術的なものは、講師への評価に直接つながりますので、講義テクニックは事前に練習し習得しておきましょう。
話し方と言葉遣い
- 少し大きめの声でハキハキと話す
- 特に語尾や文章の後半は口を大きく開けて、はっきりと発音するよう心がけましょう。
- 分かりやすい言葉を使う
-
受講者層をよく把握して、なるべく分かりやすい言葉を使いましょう。
一カ所分からなくなると、その後の講義についてこられなくなってしまいます。単に難しい言葉を避けるだけでなく、話の内容が難しい箇所などは、受講者の表情を確認しながら、より平易な表現に言い換えるなどします。
※間違いやすい単語は板書する=同音異義語など、耳で聞いただけでは分かりにくい言葉は板書するか、違う言葉に言い換えます。
※むやみに外国語や略語を使わない
※専門用語など難しい言葉は、説明する=受講者に配布する資料、もしくは口頭で分かりやすく説明します。
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- ことわざや慣用句の誤用に注意する
- 間違えやすい日本語や間違えやすい漢字のページが参考になります。
[間違えやすい慣用句]
<正> |
<誤> |
愛嬌を振りまく |
愛想を振りまく |
蟻のはい出る隙間もない |
蟻の入り込む隙間もない |
怒り心頭に発する |
怒り心頭に達する |
押しも押されもせぬ |
押しも押されぬ |
汚名返上 |
汚名挽回 |
気の置けない |
気の置ける |
脚光を浴びる |
脚光を集める |
首をかしげる |
頭をかしげる |
公算が大きい |
公算が強い |
食指が動く |
食指を伸ばす |
体調を崩す |
体調を壊す |
立つ鳥跡を濁さず |
飛ぶ鳥跡を濁さず |
熱に浮かされる |
熱にうなされる |
波紋を広げる |
波紋を投げる |
眉をひそめる |
眉をしかめる、目をひそめる |
- 話か方に変化を持たせる
- 一本調子にならないように心がけます。
同じような調子で話し続けると、受講者は大体15〜20分で飽きが来ると言われています。黒板を使う、強調する、質問する、リズムを変えるなど変化をつけ、時には冗談や余談も織り交ぜて話ましょう。
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