居眠り防止
受講者は、様々な原因で眠くなります。
講師の口調が単調でメリハリがない、食後などのため脳でなく胃に血液が集まっている、室温が上がって体が温まる…。
先日、テレビ番組のイタズラ企画もので、シンポジウムの参加者全員に居眠りをさせるというのがありました。客全員が居眠りしている会場でクソ真面目に話しをする人のことを考えたら、イタズラを仕掛ける前から笑いが止まりませんでした。そんな目に遭わないように、最低限の居眠り対策は心得ておきたいものです。
「寝ないで下さい」と注意するより、もっと身のある居眠り防止を心がけたいですよね!
- 声の大きさを変える、メリハリをつける
- 声の強弱、声の高低などと言うくらいで、大きな声・高い声ばかりが良いわけではありません。時には故意にささやくような小声で話すことで、受講者の注目を集めることも必要になるでしょう。
- 質問を投げかける
- 受講者が眠そうな様子ならば、質問をするのも良いでしょう。質問の仕方については、質問の仕方(1) 質問の作り方のページを見て下さい。
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- 簡単な課題を出す
- ここで言う簡単な課題というのは、誰でも答えられるけれど、「Yes」と「No」だけで答えられる質問ではなく、何かしら自分の意見が入るような、そんな質問のことです。
- 休憩時間を早めにとる
- 効果的な話し方とテクニック(5) 時間の管理でも書きましたが、休憩を早めに取ったり、首を回したり背伸びをさせたりして気分転換をはかるのも良い方法です。
- 居眠りしている生徒への対応
- 居眠りしている人を起こすのは、人前で恥をかかせる結果になってしまうので好ましくありません。
〜居眠りしてしまった人には?〜
※ 居眠りしている人の周りの生徒に質問をする
※ 黒板消し、もしくはペンなどを落とす
※ 沈黙する->効果的な話し方とテクニック(4) 「間」の有効活用にも書きましたが、淡々と話を聞いている間はウトウトしていたのに、先生が話しを止めて沈黙した途端に、先生の方に注目してしまうというような経験のある人も多いと思います。「間」=沈黙には、使い方によって、聞く側の注意を喚起する効果もあります。
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