教え方のスキルというのは非常に重要です。
講師の知識や経験、人柄、そして熱意が問われます。
特に、声の大きさや口調、ジェスチャー…といった話術的なものは、講師への評価に直接つながりますので、講義テクニックは事前に練習し習得しておきましょう。
話しかた、ジェスチャー、スピード…どれも大切ですが、それ以上に重要なのが話の間です。
間の取り方ひとつで受講者の理解度も変わってきます。
「間」の取り方は、ぜひ有効活用したいコーチングスキルの一つです!
人が、話を聞いて理解するのに時間を要します。また、伝えたいことを強調したり分かりやすくしたりするのにも「間」は有効です。
例えば、「マザーボードは、アスーステック(ASUSTeK)、ギガバイト(GIGA-BYTE)、エムエスアイ(MSI)などが有名です」と言う場合、アスーステック、ギガバイト、エムエスアイという単語の間に、楽譜で言うところの休止符のような「間」があった方が、それぞれの単語が強調され、一つ一つの言葉が聞き取りやすくなります。
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学校の授業なんかで、先生がただ淡々と話を続けている間はぼんやりと聞き流していたのに、先生が話しを止めて沈黙した途端に、先生の方に注目してしまうというような経験があるのではないでしょうか。
「間」は、聞く側の注意を喚起したり、盛り上げたり、強調したり、考えさせたりといろいろな効果がありますので、上手く活用しましょう。
受講者がフムフムと頷いたり、相づちを打ったりするくらいの間でも充分、意味があります。
【「間」の有効活用例】
※ 文章の区切りで数秒空ける→句点(。)で5秒、読点(、)で2秒空ける
※ 受講者全体に質問を投げかけたら5秒くらい空ける